EC-CUBE3 移設の注意点

EC-CUBE3 移設の注意点

Digital Dream Works からHigaです。
タイトル通りEC-CUBE3の移設について注意点メモです。

 

1. ファイル、データベースのバックアップ

どの移設でも同じですが、まずはファイルとデータベースのバックアップです。
自分の環境下ではEC-CUBEのキャッシュフォルダーがバックアップ出来ませんでした。
cacheやlogのフォルダ配下はapacheの所有権限の為、パーミッションで弾かれていました。
それで上位権限よりパーミッション変更を行いました。(これが後のさらなるエラーにつながります…)

 

2. 移設するサーバーへファイルとデータベースを設置します。

それではファイルとデータベースを新サーバーへ設置します。
SQLを確認したところSQLデータにはサーバー情報などは入っておらずそのままSQLをアップして問題無いようです。(例えばIP情報やディレクトリ情報など)

 

3. configファイル関係の修正

次にconfigファイル関係の修正です。
/app/config/eccube/ 内に4つのファイルがあります。

config.yml
database.yml
mail.yml
path.yml

各ファイル必要な修正を加えていきます。
データベースのアカウントなどを変更した場合はdatabase.yml
サーバーのディレクトリ環境が変わった場合は、path.ymlなどを修正します。

さてこれから、ちょっとした落とし穴。
このままの状態でサイトにアクセスした際に、自分の環境下ではエラーが起きてサイトが表示されませんでした。
先ほど「1. ファイル、データベースのバックアップ」でバックアップの為に変更したパーミッションが悪さをしているようです。
これまでもいくつかオープンソース系のシステムを触ってきましたが、パーミッションのエラーの場合、書き込み権限を与えてあげれば動いてくれます。
しかしEC-CUBEもしくは、Silexの仕様なのか書き込み権限を与えただけでは上手く動いてくれません。
ちゃんとcacheやlogのフォルダ配下のパーミッションを「apache」に戻してあげます。

 

ということでどうにか移設の確認がとれました。
上手く移設が出来なかった場合、ほとんどがconfigの設定ミスではないかと感じます。
まずはdatabase.ymlやpath.ymlを確認してみましょう。しかし何度見直しても問題ない場合は、パーミッションも合わせて確認すると動くかもしれませんよ。
EC-CUBE3系は公開からもうすぐ2年になります。
しかしまだまだ2系に比べて情報が少なかったり、敷居が高いという感じがします。
自分もEC-CUBEを扱えるようにもっと勉強が必要と感じました。

間違っている情報やもっと簡単に出来るなどありましたらぜひコメントいただけると嬉しいです。
それでは!!

関連記事

  1. EC-CUBE 値段表記メモ

  2. EC-CUBE3系での変数確認

  3. EC-CUBE 商品を個別にデザインを変える方法

  4. EC-CUBE3 オススメプラグイン

  5. EC-CUBE3系 on Plesk! Plesk搭載サーバーでEC-…

  6. EC-CUBE プロダクトページコード